道切りとは?
日本の村落では村と山や他の村との境界に魔や疫病をはやらせる神などが出入りすると考えられていました。村の出入り口にあたる道や辻で、魔を防いだり追い払うために道祖神が祀られたり、注連縄(または藁で作った蛇)を張ったり草履や草鞋が供えるなどの民族習慣がありました。現代ではその習慣が時とともにすたれてしまい忘れさられようとしています。伊根町では「わあわあさん」という道切りがつくられていました。
ワークショップでは、いきものといきものが暮らす自然の物語がモチーフとなる作品をスイス村に作ることで、失われていく道切りの文化をアートの力で再構築することに挑戦します。